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明日から実践できる!きれいな白髪ぼかしハイライトのやり方を徹底解説


加齢とともに増える白髪にお悩みの方は多いでしょう。白髪染めを繰り返すと気になるのが、髪の毛や頭皮へのダメージ。ハイライトを入れて地毛を明るくし、白髪が伸びても気になりにくい「白髪ぼかし」は、ダメージレスで注目のカラー方法です。


今回は、白髪ぼかしのハイライトの取り方や薬剤の塗り方などの技術を伝授していきます。


白髪ぼかしハイライトとは?

白髪ぼかしハイライトとは、地毛を明るく染めることで白髪との色の差をなくしていき、白髪を目立たなくするカラー方法です。初めにハイライトを入れて髪色を明るくし、次に全体にオンカラーしていきます。


白髪染めを使わず、白髪と地毛との境界をぼかすことにより、自然に白髪を髪になじませて目立たなくするのです。


白髪ぼかしハイライトのやり方をチェック

時間差で色抜けを調整するために薬剤を2種類用意し、調合しています。


顔回りの塗り方を解説

ブロッキングは通常、イヤートゥーで分けることが多いですが、顔回りには白髪が多く気になる方も多いです。そのため、白髪ぼかしの場合は薄スライスで斜めに入れるようにしましょう。

生え際は、ピックの細さを0.5mmほどで取るシークレットハイライトです。顔回りの取り方はnexACADEMYの動画で施術をチェックすると、コツが掴みやすいですよ。



顔回りは間を開けてしまうと白髪の取りこぼしが出てきてしまうので、間を開けずに一周ハイライトを入れましょう。

ホイルの当て方やたたみ方もポイント。オンベースで動かすことなく、たたむときも根本ギリギリまでホイルを当て、ハイライトの幅を考慮しながら折りましょう。

前髪の生え際もしっかりと髪の毛が生えている方へは、三角形のところでブロッキングし、生え際から上に向かってハイライトを入れていきます。


サイドの塗り方を解説

顔回りが終わったら、サイドへと移ります。サイドはトップに向けて平行に上がっていきます。スライス幅は1cmで0.5mmを落とします。

明るさを抑えたい方の場合は1cmほど落としてもよいでしょう。落とすのが難しい場合は、一度1cmでスライスを取ったあと、再びスライスを取るとやりやすいです。毛先がすかれ過ぎている方へは、すかれている箇所を落としていく場合もあります。


表面はバッティングしやすいので、5mm離すことを守ってハイライトを入れるようにしましょう。


バックの塗り方を解説

首元は暗いほうがきれいに見えるので、ハイライトは入れません。とくにボブの場合は襟足にハイライトを入れてしまうと、伸びてカットするとカラーがまだらで美しくないので注意しましょう。


ここでもバッティングしないように5mm離して進めましょう。髪の内側は体温によって入りやすいので、髪の表面から塗っていきます。

始めに顔回りを斜めに取っていることで、バックは2列で取ることが可能。このセクション取りは時短にもなります。表面を入れ終わったら、内側も同様に進めましょう。上手なセクション取りはnexACADEMYに登録してチェックするのがおすすめです!



落ち毛の塗り方を解説

落ち毛には、ブリーチをつけても残留しない薬剤がおすすめです。根本もきれいに染まっている方の場合は、あえて根本には塗布をせず、全体的な赤みを除去する目的で塗っていきましょう。

放置時間のマーキングを防ぐためには、パーマ用のペーパーなどを挟むとよいでしょう。塗布の最中にブリーチが染み出てしまってもマーキングされないため、おすすめの方法です。

2セクションが終わったら、最初と最後に入れた箇所の状態をチェックしてから放置タイムを決めましょう。


アウト~仕上げまで

ハイライトのアウトをし、オンカラーをして仕上げていく方法を解説します。


ハイライトのアウト方法

ホイルは裏を向けて取ると、痛みもなく早く取れます。ホイルを外したら、シャンプーをしましょう。シャンプー後に仕上がりを見ると、ハイライトによって白髪の塊が目立たなくなっているのが分かります。

額の生え際も、毛をかきあげたときに表面にハイライトが出てくるため、きれいに見えます。顔回りは生え際の白髪も拾いながら丁寧に取るようにしておきましょう。


オンカラーの塗り方を解説

根本と毛先とでは薬剤を分けます。毛先はすでにブリーチで抜いているので、毛先を傷ませないための薬剤を使用するのがポイントです。


塗布はとくに顔回りがポイント!顔回りの髪の毛は細いため、最後に塗るようにしましょう。

白髪ぼかしを予約して美容室に来る方は、髪の毛や頭皮のエイジングにも気を遣う方が多いです。そのため、頭皮に薬剤をつけない「0テク」で行ってください。


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ブリーチやハイライトはスピードが必要です。オンカラーはゆっくり進めていると、塗り始めと終わりで色の入り方が変わってしまうので、ある程度塗り進めてからスライスを取って細かくチェックします。


毛先の色が抜けているときは、毛先の塗布は避け、全体をいったん塗りましょう。


白髪ぼかしのポイント

では、今回の白髪ぼかしのポイントをおさらいしましょう。


顔回りのスライスは細かく!

顔回りのハイライトは、薄いスライスで細かく入れるのがポイントです。髪の毛を後ろへまとめる、前髪を上げて額を出すなどのヘアスタイルでもハイライトが表面へ出て白髪がぼかされるので、きれいに見えます。 


頭皮にも配慮

0テクで頭皮に薬剤を付けない方法は、頭皮のトラブルを防ぎます。また、根本から均一にハイライトを入れるため、リタッチしやすい点もメリット。髪の毛や頭皮へのダメージを軽減するでしょう。


まとめ

白髪ぼかしは、ハイライトの入れ方で、白髪がきれいにぼけるのかが決まります。そのためには、髪の毛の取り方や、薬剤の塗布などのコツを掴むことが大切です。


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